昨日から和歌山の友達が来ていた。
彼は大学を卒業後、いったんは就職したものの、
弁護士になるべく退職した。
今回は、司法試験を受けるのに必要な法科大学院の入試のためである。
いろいろな人生がある。
僕のまわりの主流派でいけば、今年の三月末に大学院を卒業し、
仕事をはじめたあたりだろうか。
もちろん、いつ就職してなどというのは、生きるうえでは瑣末なことでしかなくて、
その程度のことをいちいち取り上げて人生色々などと言うのは大げさに過ぎる。
それでも彼の場合は、来年から法科大学院に通い、
司法試験を受ける資格を得るのに二年を経なければならない。
卒業後の五年間に、司法試験を受けるチャンスが三度与えられる。
それでダメだとなったときには、大学卒業後すぐに就職していれば、
社会人経験十年となっているところで、再び人生の方途を探ることになる。
想像するに、非常に怖い。
もちろん試験に落ちた直後は無職であろうし、十年間何をしたかと言えば、
社会的にみれば、試験勉強以外にないだろう。
金銭的に見ただけでも、かなりの損失である。
もちろんそれが最悪のケースということだと思う。
それ以下はないのだとすればどうだろうか。頑張ろうと思うだろうか。
司法試験に受かればそれで弁護士となって勝ち組なるのかどうか、
その業界の詳しいことは何も知らない。
などと書いていると、重苦しいような気もしてくるが、
そいつには夢があって、それを追っているのだから本当のところ僕は楽観している。
まあ、困ったときには少しは助けになれるだろうとも思う。
だとすれば僕が心配することは何もない。
とにかく無難に月並みに安全に穏やかに生きていたいのだ、と言われるよりは、
僕としては組しやすい。
彼は酒を飲まないから僕だけ飲んでいた。
深く話すまでもない。旧知ならそれでいい。
毎日六法全書に向かう生活の長い長い連続の中にあって、
試験が終わったその日ぐらいは、ゆっくりと過ごしてくれたらいい。
そう思っていたら、僕のほうも新しい仕事が始まって初めての休日を
穏やかに過ごせた。思うよりもやはり疲れていたのだろう。
役に立ったつもりでいて、自分が一番休まっているのだから、
実に単純であるし、相変わらずの自分勝手であるのは最早性分であると諦めよう・・・。
2008年10月5日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)

0 件のコメント:
コメントを投稿