2009年10月25日日曜日

スワロウテイル

土日だけ、たまに料理をつくる。
あくまで自分で食べるだけのものだから、
たいした手間をかけるわけではないが、
よく言われるように買い物から調理、片付けまでを含む
食事の一連の支度と、またそれを味わうというシーンのなかで
脳は非常にプリミティブな領野において活動しており、
それが心地よくもあるのだった。



こちらは獅子唐と茄子の炒め煮でこれが実に旨い。
油揚が入っているがこれもまたよい選択だった。



手羽先はまあどうでもよくて脇にあるアボガドサラダ。
うーん、華がある。



これは豚の生姜焼き。写真がちょっとまずいが。
生姜焼きなんぞただ炒めるだけだが、
生姜を買うのは多分初めてだったし、
それをおろして、という行為に実は経験の中心がある。
そしてこういう単純なのは失敗しない。うまい。


何となく岩井俊二「スワロウテイル」を手にとった。
彼の映画が好きで、「リリィ・シュシュのすべて」は原作も読んでいる。
もう何年も前のことだ。
映画の詳細を憶えてはいないけれど、
映画「スワロウテイル」を想い出して浮かぶ感覚は、
さしてうまくもまずくもないないが自作の料理と
それを囲む仲間たちとがあって、そういうなかで
自覚的に強く保たれる幸福感である。

湯気のたちのぼるテントに向かい歩いてゆくと
身体の芯に伝わりくる温もりにつつまれて
それで自分の居場所であるということがわかる。
原作を読みながらまた彼の映画を観たいと思った。
Chara のことが印象的に思い出される。

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