2009年10月3日土曜日

追憶、伊豆のこと

伊豆に行ってきたのはもう二週間近く前のことだ。

時間が均質に流れていてそれで気付くと日付は
僕の意識よりも早く進んでいる。
ブログを書くことで一日一日を確かめている。
日記をつけるのと同じように。

これは日記といっても読んでもらうことを
前提に書いているつもりだから、
その点では常にメッセージであるわけだが。

伊豆のことに話を戻す。
先日、新潟の山村について書いたが、南伊豆は海である。
暴れん坊将軍のオープニングで吉宗が白馬に乗って駆ける
砂浜がまさにあり、海岸線は長い。
伊豆の写真を公開しました。
砂浜の写真はない。土地から出ている湯気は温泉である。

温泉につかりながら色々考えていた。
夜、畳の上にしいた布団に入り、虫の音だけがある
真っ暗闇のなかで眼をひらいて色々と考えていた。
考えることが僕に先行する。それが時々辛くなる。

伊豆から帰ってきて、僕は暗闇が海であったことを知った。
じっと横たわって眺めていた暗闇の中に溶け込み、
泳ぎ出した。すると思いがけず景色が広がる。
あたたかい匂いがする。時々岩が肩先や脛に当たって痛い思いをする。
魚の群れが銀色の光の粒となって僕を包む。
いままだ暗闇の海を泳いでいる。

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