2009年10月18日日曜日

無気力

久しぶりに本の紹介。

最近、現代の外国文学が気になる。
とはいえ寡聞にして何から読めばいいのかよくわからない。

マルグリット・デュラス「愛人(ラマン)
ジャン=フィリップ・トゥーサン「浴室

の二冊読む。

前者は1984年の作品だがデュラス1914年の生まれだから
それほど新しいというのでもない、トゥーサンはまだ存命である。

「愛人」は力強い筆致と幻想的な描写の印象的だが
内容についてはわかったようなわからぬような、ただ、
女心を書いているといえばわからなくて当然と逃げることもできるか。

引用して済ませる。

「男は自分の娘でも抱くようにして、この娘を抱く。自分の娘ならこれと同じようにして抱くだろう。自分の娘の身体と戯れる。(略)と、突然、娘は男にせがむ、何をとは言わない、すると男は、黙れ、と娘にどなる、もう欲しくないんだ、もうおまえを楽しみたくないんだ、とどなる、とたちまちふたりはまたもたがいにしがみつき、激しい不安のうちにふたりだけのなかに閉じこもる、そしてたちまち、この激しい不安はまたもほどけ、ふたりはまたもそれに屈服して、涙のなかへ、絶望のなかへ、幸福のなかへ落ちてゆく。」

後者は、多分に実験的な臭いのする短編だった。
なかなかよい。もう少し彼の作品を読んでみようと思う。



しっかり感想を書こうという気力がない。

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