おはようございます。
出立の直前というのは不思議とたゆたう海原が
穏やかに見えるものなのでしょうか。
実に粗末な小船に荷物を降ろして喫水線の位置を
確かめながら、不安だなあと思う。
行く先は水平線の向こうに見えず、
コンパスが狂うことはないと信じても、
風向きや潮の流れがどうであるかは漕ぎ出して
みなければわからぬ。
予報も希望もほどほどに斟酌しながら
そうして明日の航海を思い描いている。
ああ、いよいよだなとひとりごち、けれど
湧き上がるのは焦燥でなくして安堵であるというのは
いささか白痴的であるとすら感じる。
怯えがあるとすればその自身の厚顔に対してなのである。
2010年2月3日水曜日
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