2009年1月25日日曜日

2009.1.23 12:54 (GMT +9:00)

一週間くらい前に、大学時代の友人に久しぶりに会った。
宇宙工学を学ぶために、イリノイの大学に留学中で、
最早何のことだかさっぱりわからないが、
大学時代の実験中心の工学的(?)な世界から、
より数学だとか理論のほうへと研究対象は移っているということである。

再会することになったのには、一つのきっかけがある。

僕がたまさか電話を掛け(酔うと電話したくなる日ってあるよね)
久しぶりだねと名乗った後に、元気かなどと言ったのだと思う。
「名前は憶えておりますが。いまイリノイにおりまして。」
との返答を愕然とする思いで聞いた。
大学一、二年はほとんど毎日一緒に過ごしていたのに、
アメリカに行くと人間変わるもんだなと悔しくなって、
何とか記憶を手繰り寄せようとしたが埒が明かなくて、
そのうち、時差があって向こうは早朝だから寝ぼけてんだろう、
と曖昧に結論付けて、寂しい気分のまま幾日かを過ごした。

それで正月ごろ電話があり、その電話の主は彼の父親であって、
帰国したときに僕から電話があったことを知らされたが何か用か、
ということだった。

僕は、親から逸れた子供のようにどれだけ寂しい思いをしたかを
訴えた。彼は、じゃあ日本にいるうちに飲みに行こう、と笑った。

彼も含めた大学の友人三人で行った沖縄を懐かしみながら、
市ヶ谷にある老舗の琉球料理屋「みやらび」で泡盛を飲んだ。


1月24日、種子島から、H-IIAロケット15号機に乗って、
人工衛星「いぶき」が宇宙へと放たれた。
いぶきには、彼が学生時代、設計に携わった衛星「PRISM」
が相乗りしている。
アメリカへ戻った後、彼からメールが届いた。

「とりあえず第一歩として、スウェーデンの地上局でPRISMからの
 ビーコンの受信に成功したらしいです。イリノイでも受信したかった。
 でもこれからFM運用、太陽電池展開、伸展ブーム展開とかあるはずだから、
 これからが初期運用の山場です。」

とのこと。
宇宙での出来事が、自分の責任の届く範囲にある。
彼を通じて、僕も宇宙を見ている。
彼の友人のひとりであることを誇りに思う。
いつかイリノイに遊びに行きたいなぁと願いつつ。

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